お金・税金6更新 2026-05-15

年収500万円の手取りはいくら?所得税・住民税・社保のしくみと早見表

「額面と手取りはどれくらい違うの?」「ボーナスが入ったときの手取りはどう変わる?」――給与明細を見るたびに気になる手取りの仕組みを、3つの控除項目に分けて分かりやすく解説します。年収500万円の人は手取りでいくらもらえるのか、年収帯別の早見表もあわせてまとめました。

01手取り額は『額面 − (所得税 + 住民税 + 社会保険料)』で決まる

給与の額面金額から、所得税・住民税・社会保険料の3つを差し引いたものが、口座に振り込まれる手取り額です。会社員の場合、これらは給与から天引きされるため、自分で納付する必要はありません。

ざっくりした目安として、額面年収の75〜80%が手取り額になります。年収500万円なら手取り約388万円、年収700万円なら手取り約530万円、年収1000万円なら手取り約720万円が一般的な水準です。

年収が上がるほど、所得税の累進課税により税率が上がるため、手取り率はゆるやかに下がります。年収300万円帯は約83%が手取り、年収1500万円帯では約68%程度まで下がります。

02社会保険料の内訳:健康保険・厚生年金・雇用保険

社会保険料は、給与天引きの中で最も大きな割合を占めます。本人負担分の内訳は次のとおりです(会社員・協会けんぽ東京の場合):

  • 健康保険料: 給与の約5.0%(会社と折半)
  • 厚生年金保険料: 給与の9.15%(会社と折半)
  • 雇用保険料: 給与の0.6%
  • 介護保険料: 40歳以上のみ、給与の約0.9%が健康保険料に上乗せ

03所得税は『課税所得 × 税率』で計算する

所得税は、額面年収から給与所得控除と各種所得控除を引いた『課税所得』に対し、累進税率(5〜45%)が適用されます。日本では下記の税率テーブルが使われています:

  • 課税所得 195万円以下:5%
  • 195万〜330万円:10%
  • 330万〜695万円:20%
  • 695万〜900万円:23%
  • 900万〜1800万円:33%
  • 1800万〜4000万円:40%
  • 4000万円超:45%

04住民税は『課税所得 × 10%(一律)』+ 均等割

住民税は、所得税と同じ課税所得をベースに、一律10%(市町村民税6% + 都道府県民税4%)の所得割と、年5,000円程度の均等割で構成されています。

所得税と違い、住民税は前年の所得に基づいて翌年6月から1年間天引きされる点に注意。退職・転職の年は住民税の負担感が大きくなりやすいです。

05年収帯別の手取り早見表(独身・40歳未満)

配偶者・扶養なし、40歳未満、住宅ローン控除なしの『独身・若手』モデルの手取り早見表です(協会けんぽ東京・2026年度料率ベース)。

  • 年収300万円 → 手取り約237万円(月19.7万円)
  • 年収400万円 → 手取り約313万円(月26.1万円)
  • 年収500万円 → 手取り約388万円(月32.3万円)
  • 年収600万円 → 手取り約461万円(月38.4万円)
  • 年収700万円 → 手取り約530万円(月44.2万円)
  • 年収800万円 → 手取り約595万円(月49.6万円)
  • 年収1000万円 → 手取り約720万円(月60.0万円)
  • 年収1500万円 → 手取り約1015万円(月84.5万円)

06配偶者・扶養控除があると手取りは増える

配偶者控除は所得控除38万円、扶養親族1人につき38万円(特定扶養親族は63万円)が課税所得から差し引かれます。

所得税率20%帯の人なら、配偶者控除1つで年間およそ7万6,000円(所得税38万×20% + 住民税33万×10%)の節税になります。子どもが2人いれば、年間15万円超の手取りアップになる計算です。

正確な手取りは『手取り計算ツール』で年収・家族構成・40歳以上判定を入力すれば即試算できます。転職オファーや昇給時の差分把握にぜひお使いください。

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