ふるさと納税の限度額計算で失敗しない3つのコツ
ふるさと納税は『自己負担2,000円で返礼品がもらえるお得な制度』ですが、限度額を1円でもオーバーすると自己負担が増えてしまいます。本記事では、限度額計算でよくある落とし穴を避ける3つのコツと、12月の駆け込み寄付で失敗しない手順を解説します。
01コツ1:限度額の80〜90%以内に抑える『安全圏寄付』
ふるさと納税の限度額計算は『住民税所得割 × 20%』を基本式としますが、これはあくまで概算です。住宅ローン控除・iDeCo・医療費控除・配偶者の所得などにより、実際の限度額は変動します。
限度額ぴったりに寄付した結果、年末調整・確定申告の段階で『限度オーバー』が判明し、自己負担が増えるケースが少なくありません。安全圏として、計算結果の80〜90%以内に抑えるのが鉄則です。
本サイトの『ふるさと納税限度額』ツールでも、安全圏での寄付を推奨しています。
02コツ2:住宅ローン控除・iDeCoとの併用は限度額が下がる
住宅ローン控除を受けている人、iDeCo(個人型確定拠出年金)に加入している人、ふるさと納税以外の医療費控除を申請する人は、限度額が下がります。
住宅ローン控除は『税額控除』なので、所得税からまず引かれた残りに対してふるさと納税の所得税分が計算されます。住宅ローン控除でほぼ所得税がゼロになる人は、ふるさと納税の所得税分の節税効果が消えるため、限度額が大きく下がります。
iDeCoや小規模企業共済の掛金も全額が所得控除になるため、住民税所得割が下がり、結果として限度額も低くなります。
03コツ3:12月の駆け込み寄付は『決済完了日』に注意
ふるさと納税の控除対象は『1月1日〜12月31日に決済が完了した寄付』です。12月31日23:59までに決済を済ませないと、翌年扱いになります。
クレジットカード決済の場合、ポータルサイトの仕様によっては『決済日』が反映されるまで時間がかかることがあります。12月の最終週は決済処理が混雑するため、できれば12月20日頃までに済ませるのが安全です。
ワンストップ特例を使う場合、申請書の提出期限は寄付翌年の1月10日必着です。年末に駆け込み寄付したら、申請書類も忘れずに送付しましょう。
04失敗しない手順:寄付前のチェックリスト
以下のステップで進めれば、ふるさと納税の失敗はほぼ防げます:
- 1. 当年の年収見込みを確定させる(12月のボーナス支給後がベスト)
- 2. 本サイトの『ふるさと納税限度額』ツールで概算を算出
- 3. 住宅ローン控除・iDeCo・医療費控除がある場合は10〜20%減らした安全圏で寄付額を決定
- 4. ポータルサイト(楽天ふるさと納税・さとふる・ふるなび等)で返礼品を選択し決済
- 5. ワンストップ特例希望なら申請書を翌年1月10日までに郵送
- 6. 確定申告する場合は、寄付金受領証明書を保管
05ワンストップ特例と確定申告どちらが得?
控除される税額は両者で同じです。寄付先が5自治体以内で、給与所得のみなどの条件を満たすならワンストップ特例が手間も少なく便利です。
ふるさと納税以外の確定申告(医療費控除・住宅ローン控除の1年目・副業所得など)がある場合や、6自治体以上に寄付した場合は、確定申告で対応する必要があります。
ワンストップ特例を申請しても、後から確定申告すると特例が無効になるため、その場合は確定申告書でふるさと納税分も改めて記載する必要があります。